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9月の勉強会
―「障害」をどう捉え、どう支援するか。支援者としての原点を見つめ直す時間―
今日は、相談支援専門員の久光さんを講師に迎え、障害支援の本質について学ぶ勉強会を行いました。

テーマは「障害をどう捉えるか」「支援者として何を大切にするか」。 日々の支援の中でつい忘れがちな“当事者意識”を、もう一度深く考える時間になりました。
「障害はその人ではなく、社会の側にある。」
この視点は、支援者としての立ち位置を根本から揺さぶるものでした。 私たちが「環境の一部」である以上、支援者が変われば、その人の生きづらさも変わる。 介護でも、保育でもまさに同じことが言えると強く感じました。
久光さんが語った、ご自身の母親の介護経験。 ALSで倒れ、嚥下困難、訪問看護、栄養剤の調整…。 「母のためなら何でもする」と必死に動いた日々。
その熱量を思い返したとき、 「担当している他の利用者にも、同じ熱量で向き合えていたか?」 という問いが胸に刺さったと話されました。
支援者としての“親身”とは、ただ優しくすることではなく、 その人の生活・心・孤独・希望を想像し、同じ重さで受け止めること。 この話は、私自身の支援観にも深く響きました。
50代の息子と80代の母。 身長140cm、体重29kg。 外に出る機会がなく、肌は真っ白。 母は「ヘルパー支援はもったいない」と言い続け、 母一人で息子を世話し続けていた。
母が亡くなった後、 本人に残された唯一の写真は、 久光さんが障害者手帳の申請用に撮った1枚だけだった。
「この子より1日でも長く生きたい」 母の願いと孤独。 支援者として、二度とこうした親子を生まないために何ができるか。 会議室の空気が一気に引き締まった瞬間でした。
参加者のワークでは、障害のイメージを出し合いました。
「片付けができない障がい(私💦)」 「人と違う考え方」 「自分の思い通りにするのに時間がかかる」
こうした“個人の特性”に目が向きがちですが、 久光さんははっきり言いました。
障害はその人ではなく、環境にある。 支援者もまた環境の一部である。
支援者が変われば、地域が変わり、 その人の生きづらさが減る。 この視点は、法人の支援にもそのまま通じる大切な軸だと感じました。
事例:重度知的障害、発達年齢は小学校3年生ほど。 所持金0円、保証人なし、疾患あり。 誰が見ても「一人暮らしは無理」と思う状況。
しかし支援者は、本人の“強み”に目を向けました。
その力を信じ、79歳でアパート契約を実現。 現在83歳、今も一人暮らしを継続しています。
「自立とは、誰にも頼らないことではなく、 信頼できる依存先を増やすこと。」
この言葉は、法人の支援にもそのまま通じると感じました。
入職した頃の、丁寧で、真剣で、まっすぐな気持ち。 忙しさや慣れの中で薄れてしまう瞬間がある。 でも、支援の質を守るためには、 この“はじめの心”を常に取り戻すことが必要。
法人のHPの言葉、 「会って話して笑って、心のぬくもりをつなぐ」 これを支援の軸として、日々の関わりを積み重ねていきたいと感じました。
今日の勉強会は、 “支援とは何か”を根本から問い直す時間でした。
支援は技術ではなく、 その人の人生を想像し、 同じ重さで受け止める姿勢。
法人でも、利用者様の「生きづらさ」を環境側から減らす支援を、 職員みんなで続けていきたいと思います。