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虐待・拘束委員会

2025/11/27

今日こそは写真撮りなさいよ!と声かけていましたが不安なのでわざわざ写真撮りに行きましたよ(笑)

11月26日(水)13時半から、令和7年度の第三回委員会を開催しました。今回は、委員長が参加された研修内容をもとに、高齢者虐待の現状と対応について学び合いました。

県内の高齢者虐待の状況として令和5年度の全国相談・通報件数や県内のデータを確認しました。通報は昨年より約2倍に増えていますが、虐待と認定された件数は変わらず。通報者は家族や施設職員が多く、住宅型老人施設からの通報が目立ちました。

虐待の種類と要因として身体的虐待や心理的虐待が多く、要因としては研修不足、指導管理体制の不十分さ、職員間のコミュニケーション不足などが挙げられました。

職員の課題として知識不足や倫理観の欠如が指摘され、モラル教育や研修体制の充実が必要だと感じました。
委員会での話し合いでは委員長から「口調が荒い時の対応はどうしているか?」という問いがあり、各部署の工夫を共有しました。

  • ナースコールの扱い(認知症の方への対応、頻回に押す方への工夫)
  • 家族への説明と同意を大切にする姿勢
  • エプロンや備品の選び方を家族と相談し、虐待につながらないよう配慮すること
    また、「無意識の虐待が一番怖い」という意見も出ました。態度や声に出ないように気をつけること、体調が悪い時は周囲に伝えることなど、日常の小さな意識が大切だと確認しました。
    保育園でも「しつけと虐待のはざま」が課題になります。例えば、昼寝の姿勢や泣き声への対応など、介護と同じように「どう受け止めるか」が問われます。
    「泣くのは生きている証拠」と考える保育の視点は、介護にも通じるものだと感じました。   今後の課題として各部署で
  • 「不適切保育・不適切介護」について話し合い、次回委員会で持ち寄ること
  • 家族や地域に安心していただけるケアを続けるため、説明・同意・研修を重ねていくこと
  • 訪問看護の現場でも、言葉遣いや態度に一層気を配ること

    年々増える虐待の通報。だからこそ、無意識にしてしまうケアの怖さを忘れず、日々の小さな工夫や声かけを大切にしていきたいと思います。
    次回は2月に第4回委員会を予定しています。各部署での話し合いを持ち寄り、さらに深めていきましょう。