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第9回はらぺこ研究発表研修
令和8年10月12日、はらぺこあおむし保育園では、毎年スポーツの日に行っている研究発表を今年も実施しました。今回で9回目となるこの研修には、職員全員と理事長が参加し、「不適切保育を防ぎ、子どもの育ちを守るために、私たちはどう関わるべきか」をテーマに深く話し合いました。園として大切にしていること、職員一人ひとりの保育観、日々の関わりの中で気を付けていることなど,皆さまにもぜひ知っていただきたい内容が多くありましたので、ここにまとめてご報告いたします。

私は、子どもと向き合うときに最も大切なのは「愛」と「未来を見据えた熱量」だと話しました。子どもは“今だけ”を見る存在ではなく、5年後、10年後の姿を想像しながら関わることが大切であり、その未来を守るために必要な言葉や関わりは決して「不適切」ではなく、「あなたを諦めない」という愛から生まれるものだと考えています。それは今までの保育経験や息子の先生の事例から…また、「先生たちがワクワクして働ける園でありたい」「卒園しても帰ってこられる園でありたい」という思いを強く持っていることも語りました。
研修では、職員10名がそれぞれの保育観を共有しました。児玉先生は、感情を持ち込まず、叱る時には「どうして?」ではなく「困ったな」と自分の気持ちも伝えること、子どもの興味の瞬間を大切にすること、2歳でも知識を深める力を信じることを挙げました。田端先生は、子どもの尊厳を守ることを最優先にし、時間に追われて大きな声を出してしまった経験を振り返りながら、「子どもの立場で考える」ことを徹底していると話しました。
寺田先生は、子ども同士で話し合う力を育てること、叱る場面は人前でしないこと、「あなたが大好き」という気持ちを常に伝えること、そして0歳児でも心の声を読み取ることがプロの仕事だと語りました。新名先生は、1日を明るく元気に過ごすこと、子どもの見極めと臨機応変さ、5分でも有効に使うこと、その子に合わせたカリキュラムが立てられるうちの園の良さ、そして教育的な意図を持って関わることを大切にしていると話しました。
矢野先生は、子どもの気持ちを丁寧に受け止め、「壊されたら嫌だね」と簡潔に伝えること、食べ物の強制はしないこと、不適切だと思うことを職員同士で言い合える関係があることを挙げました。ゆう先生は、子どもの気持ちを尊重し、時間に追われても人格否定の言葉は使わず、なぜダメなのかを丁寧に伝えることを心がけていると話しました。
笠江先生は、自分の都合で保育をしないこと、子どもの気持ちを受け止めること、比べない保育を心がけること、余裕がない時こそ振り返りを大切にすることを挙げました。田中先生は、保護者の言葉や想いを否定せず、行動を叱ること(理由を保護者にも説明できるように)、忙しい時こそ計画的に動くこと、職員同士で共有し孤立しない保育をすることを大切にしていると話しました。
山本先生は、少人数の良さを生かし、会話が聞こえる環境を大切にしていること、困っている子に手を差し伸べられる園でありたいこと、高齢者との関わりをもっと増やしたいという思いを語りました。
理事長からは、子どもの気持ちに寄り添う姿勢を職員が教えてくれたこと、小さな園だからこそ子どもは先生を“試す”こと、叱るときは感情ではなく“命を守るため”を最優先すること、保護者の目線を大切にすること、良い保育が当たり前になり職員自身が気付かないこともあるため「見せる保育」を意識すること、そして職員がSOSを出しやすい環境をつくり、チームで働くことの重要性が語られました。理事長は「子ども中心の保育を守りながら、保護者にも安心してもらえる園をつくる」という強い思いを持っています。
研修の最後には、園が目指す未来像を共有しました。先生たちがワクワクして働ける園、子どもたちが人の温度を感じられる園、地域と共に生きる園、違いを受け入れ思いやりを育てる園、縦のつながりが自然に育つ園、逆境に負けない強さを育てる園、そして卒園しても帰ってこられる園。職員全員が「この園で育った子どもたちが、10年後、20年後に“あの園で育ってよかった”と言える未来をつくりたい」という思いを共有しました。
10年前に立てたうちの柱 考える子・感じる子・はたらく子が職員の中にきちんとあり、法人の理念でもある 一人一人に寄り添う、出来ない理由を考えるのではなくできる方法を探す などのワードもよくでて浸透していることが嬉しかったです。また、これを実行していくために行動、実践にかえていきます!
保護者の皆さまが安心してお子さまを預けられるよう、園はこれからも職員全員で学び続け、子どもたちの育ちを丁寧に守ってまいります。そして、子どもたちが「ここは自分の居場所だ」と感じられる園を、これからもつくってまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。