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9月の勉強会

2026/09/14
NEW!!

「障害」をどう捉え、どう支援するか。支援者としての原点を見つめ直す時間―

今日は、相談支援専門員の久光さんを講師に迎え、障害支援の本質について学ぶ勉強会を行いました。

テーマは「障害をどう捉えるか」「支援者として何を大切にするか」。 日々の支援の中でつい忘れがちな“当事者意識”を、もう一度深く考える時間になりました。

「障害はその人ではなく、社会の側にある。」

この視点は、支援者としての立ち位置を根本から揺さぶるものでした。 私たちが「環境の一部」である以上、支援者が変われば、その人の生きづらさも変わる。 介護でも、保育でもまさに同じことが言えると強く感じました。

久光さんが語った、ご自身の母親の介護経験。 ALSで倒れ、嚥下困難、訪問看護、栄養剤の調整…。 「母のためなら何でもする」と必死に動いた日々。

その熱量を思い返したとき、 「担当している他の利用者にも、同じ熱量で向き合えていたか?」 という問いが胸に刺さったと話されました。

支援者としての“親身”とは、ただ優しくすることではなく、 その人の生活・心・孤独・希望を想像し、同じ重さで受け止めること。 この話は、私自身の支援観にも深く響きました。

50代の息子と80代の母。 身長140cm、体重29kg。 外に出る機会がなく、肌は真っ白。 母は「ヘルパー支援はもったいない」と言い続け、 母一人で息子を世話し続けていた。

母が亡くなった後、 本人に残された唯一の写真は、 久光さんが障害者手帳の申請用に撮った1枚だけだった。

「この子より1日でも長く生きたい」 母の願いと孤独。 支援者として、二度とこうした親子を生まないために何ができるか。 会議室の空気が一気に引き締まった瞬間でした。

参加者のワークでは、障害のイメージを出し合いました。

「片付けができない障がい(私💦)」 「人と違う考え方」 「自分の思い通りにするのに時間がかかる」

こうした“個人の特性”に目が向きがちですが、 久光さんははっきり言いました。

障害はその人ではなく、環境にある。 支援者もまた環境の一部である。

支援者が変われば、地域が変わり、 その人の生きづらさが減る。 この視点は、法人の支援にもそのまま通じる大切な軸だと感じました。

事例:重度知的障害、発達年齢は小学校3年生ほど。 所持金0円、保証人なし、疾患あり。 誰が見ても「一人暮らしは無理」と思う状況。

しかし支援者は、本人の“強み”に目を向けました。

  • 隣人に電話を借りて相談員に連絡できる
  • 困ったら交番に駆け込める
  • 人とのつながりを自分なりに作れる

その力を信じ、79歳でアパート契約を実現。 現在83歳、今も一人暮らしを継続しています。

「自立とは、誰にも頼らないことではなく、 信頼できる依存先を増やすこと。」

この言葉は、法人の支援にもそのまま通じると感じました。

入職した頃の、丁寧で、真剣で、まっすぐな気持ち。 忙しさや慣れの中で薄れてしまう瞬間がある。 でも、支援の質を守るためには、 この“はじめの心”を常に取り戻すことが必要。

  • 利用者との距離感
  • 3分間は口を挟まず聞く姿勢
  • 沈黙を恐れない
  • 感情を込めた相槌
  • チームで支えるという意識

法人のHPの言葉、 「会って話して笑って、心のぬくもりをつなぐ」 これを支援の軸として、日々の関わりを積み重ねていきたいと感じました。

今日の勉強会は、 “支援とは何か”を根本から問い直す時間でした。

支援は技術ではなく、 その人の人生を想像し、 同じ重さで受け止める姿勢。

法人でも、利用者様の「生きづらさ」を環境側から減らす支援を、 職員みんなで続けていきたいと思います。