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地域医療を考える会

2026/04/10
NEW!!

「日向市の地域医療を考える会」が主催する災害医療の講演会に司会として参加しました( ̄ー ̄)ニヤリ
テーマは、「南海トラフ巨大地震を見据えた備えと行動」。
講師は宮崎大学医学部の落合秀信先生。DMAT(災害派遣医療チーム)として数々の現場を経験されてきた方です。話を聞きながら、「災害は“特別なこと”じゃなく、もう“日常の延長線”にあるんだ」と強く感じました。

DMATって何をするチーム?
阪神・淡路大震災で多くの“避けられた災害死”が出たことをきっかけに、
発災直後(72時間以内)に動ける医療チームとして作られたのがDMAT。

  • 全国の医療者が病院の垣根を越えて連携
  • 消防・警察とも協力
  • 東日本大震災では1852人が活動
  • 通信途絶や指揮系統の混乱などの課題を経て、体制は年々強化
    最近は「がれきの下の救助」よりも、
    病院や施設の機能停止をどう支えるかが中心になっているそうです。

過去の災害から見えた“本当に起きること”
宮崎県は熊本地震や日向灘沖地震の経験から、情報収集と医療連携のスピードが全国トップレベルに近づいているとのこと。ただし、避難所では毎回同じ問題が起きます。

  • エコノミークラス症候群
  • 感染症(インフル・ノロ)
  • 生活不活発病(特に高齢者)
    「避難できたら安心」ではなく、
    避難してからの健康管理が命を守るという話が印象的でした。

南海トラフ巨大地震の現実、落合先生の言葉で一番心に残ったのはこれ。

  • 発生確率は今後30年で80%
  • 日向市には高さ15mの津波が17分で到達
  • 日向東臼杵地区の重傷者は約1000人
  • 受け入れ可能数は約360人
    → 医療は確実にパンクする。だからこそ、「自助」と「共助」が命をつなぐ鍵になります。

講演を聞いて、私自身もすぐに見直そうと思ったポイントです。

  1. ハザードマップを見る
    自宅の危険度、避難場所、避難ルートを家族で共有。
  2. 備蓄を整える
    水・食料・簡易トイレ・薬・お薬手帳・入れ歯など。「あるつもり」が一番危ない。
  3. 南海トラフ地震臨時情報への行動を決めておく
    「巨大地震警戒」が出たら事前避難が基本。
  4. 職場のBCP(事業継続計画)を確認
    災害時に“何を守るか”を組織として明確に。
  5. 地域のつながりをつくる
    自主防災組織、近所の要配慮者の把握など。顔が見える関係が、命を救う。

おわりに、災害医療の話は難しく聞こえるけれど、落合先生の話は「結局は人と人のつながりなんだ」と教えてくれました。自分を守ることが、家族を守り、家族を守ることが、地域を守ることにつながる。そんな当たり前のことを、改めて深く感じた講演会でした。

この後の、各テーブルに8名づつに別れグループディスカッションがあり、身近な地域での困りごとなどの話などで盛り上がりました。